店員がお客さんの売上でポイントゲット！？

掲載 : 2014.07.07

今日、韓国のテジョン市のとある百貨店で、キレイな陶器のカップを見つけた。

ソーサーとカップの1セットで4万2千ウォン。2個だと8万4千ウォン(≒8,490円)になってしまう。

た、高い・・・・。

すると、同じものを購入していたお客さん(女性)が、店員さんの包装中に

「これ、キレイでしょ。値切って2個で7万ウォンにしてもらったわ。あなたも言えばまけてもらえるだろうから言ってみたら？」

と馴れ馴れしく#とんこ#の腕を彼女のひじでグイグイ突いてきた。

ひゃ、百貨店で値引き？？？
エアコンや冷蔵庫のような高額商品でもないのに？？

百貨店でカップ2セットに値引き交渉とは考えたこともない・・・。

ただ、この店は百貨店内にあるものの、店舗ではなくエスカレーター脇の通路にテーブルを置いて陶器やガラスのカップ、お茶の葉などを販売している特設的な小さな売り場である。百貨店に属する店ではないような感じだったので、たぶん店舗案内図にも載ってないと思う。だから値引きも可能だったようだ。

2個で1万4千ウォン(≒1,415円)の値引き、これは大きい。

迷った挙句、購入した。

店員がお客さんのポイントを自分のポイントに？

帰宅して、レシートを見たナマケモノ(韓国人の夫)が何か気づいたようで、レシートを持ってキッチンに立つ#とんこ#のところにやってきた。

会計に間違いでもあったのかと思い尋ねると、「ポイントが店員のカードについているようだ」とナマケモノ。

詳しく聞くと、GSのポイントカードと言うものがあるらしく、

GSコンビニやGSスーパーマーケットなどグループ店で買い物したとき、支払い時に現金またはクレジットカードと一緒に提示するとポイントがつくらしいのだ。ナマケモノも持っていた。

どれどれ・・・

訳すと・・・

【GS & POINT 内訳】
顧客名：★★★ 様　現在点数：4,079
今回発生：350　基本点数：(350)
07月実績：172,780

「顧客名」には#とんこ#でもナマケモノでもない他人の名前が書かれている。このポイントカードの持ち主の名前、つまり、店員の名前である。

「今回発生」というのは#とんこ#が7万ウォン分の商品を購入してついたポイントが350点ということになる。

「7月実績」とは今月(6日間)で172,780ウォン(約78円)(≒17,460円)の購入金額ということ。この中に#とんこ#の7万ウォンも含まれているわけである。

7万ウォンで350ポイントということは200ウォン(約20円)(≒20円)で1ポイントつく計算になる。

彼女の現在点数 4,079ポイントなので、GS加盟店で4,79ウォン(約7.9円)(≒412円)分の買い物ができるわけだ。

ま、しょうもない金額ではあるけれど、この店員さん(女性)は自分の売り場でお客さんが商品を購入するたび自分のポイントカードにせっせと積み立てているわけだ。

その売り場にはレジがなく、支払いの際は店員がお客さんから現金(or クレジットカード)を預かってレジのある場所まで会計しに行くので、お客さんは会計の場面を見ることがない。

よって、こういうことができるのだ。

なるほど・・・。^^;

まあ、褒められたもんではないが、#とんこ#もナマケモノも気分を害することはなかった。

その小さな売り場の売上は大した額じゃないことが容易に想像できたし(実際、今月6日間で1万7千円程度の売上しかなく)、#とんこ#たちの7万ウォンの買い物でついた点数は350ポイント、つまり350ウォン(約35円)(≒35円)分なので、韓国っぽいなぁ、それくらい多めにみてもいいだろうくらいの気持ちだった。

でも、お客さんによっては気分を害する人もいるだろうなぁ～。

皆さんなら腹が立ちますか？

#ポイントカード #韓国 #ポイント #GS #GSポイントカード #百貨店