硫酸と黄酸
先日、
日本の
TV番組の
再現VTRを見ていたときのことだ。
ある
女性が別れた
男性から
復讐で顔面に何やら
液体をかけられ
大火傷を負った。
「あれ、塩酸じゃない!?」
と
ナマケモノ(韓国人の夫)が言った。
で、実際は
硫酸だったのだが、
ナマケモノが
「硫酸って何?」と#とんこ#に聞いてきた。
・・・・・・・・・
これはふざけて聞いているのか?
本当に知らなくて聞いているのか?
しばらく#とんこ#は
ナマケモノの顔を観察したが本当に分からないようだった。
おかしい・・・ナマケモノが硫酸を知らないはずがない。絶対に。
「
硫酸の
硫(リュウ)は
硫黄(イオウ)の
硫(イ)という漢字で、
硫黄の
元素記号は
Sよ、
S!」
まだ、ピンときていないようだった。
「硫酸は・・・えっと化学式何やったっけ・・・ど忘れした・・・SO4・・・何かちゃうな・・・」
#とんこ#が思い出せずにいると
「元素記号Sは황(ファン)やけど・・・」
とナ
マケモノが言う。
ファン!!!!
とんこ:あー!
황(ファン)って
黄色の
黄っていう漢字やろ
!?
ナマケ:そう。
とんこ:それよ、それ!
硫黄の
オウは
黄って漢字やねん
!!
水素だとか
塩酸だとか
鉄だとか、
こういうのは漢字なので通常は
日韓共通なのだがなぜか
硫黄は違っていて、
H2SO4を
日本では硫黄の
硫の方をとり
硫酸、
韓国では硫黄の
黄の方をとって
黄酸(황산/ファンサン)と呼ぶ。
単語が違っていたわけである。
ま、どうでもいいことなんだけどこういうこともあるんだな、と思った出来事だった。
#硫黄 #硫酸 #S #元素記号 #化学式
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