キンノーって何だ??
今日、#ナマケモノ(韓国人の夫)#との会話しているときだった。
彼が
「韓国にはキンノー税が」あると言う。
キンノー?ん??何を言っているのか分からん・・・。
#とんこ#は子供の時から聴覚が悪く、
自分が聞き取れていないのだと思って聞き返した。
とんこ:
何て??
ナマケ:
キンノー税
とんこ:
・・・・
日本にない税金だとしても
税金関係の単語なら通常は
韓国でも
漢字語である。
彼は元の韓国語を
日本語発音で言っているので
#とんこ#も見当がつくはずなのに
まったく分からない。
キンノー、キンノー・・・
とんこ:聞こえへん。もう一回言って。
ナマケ:
キンロー税。日本にも勤労の日ってあるやろ?
とんこ:あ-、勤労?
ナマケ:うん
おかしいなあ、さっきは
キンノーって聞こえたけど・・・。
やっぱり#とんこ#の聞き間違いだと思いつつも、もしかしてと思って聞いてみた。
とんこ:さっきさー、
キンローをキンノーって
発音してなかった??
韓国語の規則変化を
日本語に適用したやろう?
ナマケ:うん、した…
とんこ:やっぱり!だって、
キンノーって聞こえたもん!
そう、彼は
韓国語の근로세(勤労税)を
日本語の発音で
勤労(キンロウ)
に置き換えて言ったのだが
頭の中でスペルを킨로오ではなく킹로오としたようだ。
つまり、
彼が
勤(キン)の
「ん」の発音を
ㄴ(ニウン)や
ㅁ(ミウム)でなく
ㅇ(イウン)でしたのだ。
日本語としては
ㄴㅁㅇのどの
「ん」で発音してもらっても関係ない。
よって、
킹로오(キンロオ)でもいいが
問題はそれを発音するときに
韓国の発音規則を適用してしまったことにある。
例えば、
日本語にこんなのがある。
「おとうと(弟)」と書くけれど発音は
「おとーと」。
「お・と・
う・と」と
「う」をはっきり発音するのはちょっと面倒だからである。
日本人は規則として覚えていないが
日本語を外国人に教えるときは
「う」を
長母音に発音するという
規則として教える。
このようなことが
韓国語にも存在し
韓国語の発音の規則変化で
ㅇ(イウン)パッチム+ㄹ(リウル)は
ㄹ(r)が
ㄴ(n)になるという法則がある。
韓国人にとってその方が発音が楽なのだろう。
スペルが
「킹로오(キン
ロオ)
」の場合
それを韓国式で発音するときは
「킹노오(キン
ノオ)
」となるのだ。
ㅇパッチム+ㄹ= ㄹ(r) → ㄴ(n)
筆記時:킹
로오(キン
ロオ/King
Ro-)
↓
発音時:킹
노오(キン
ノオ/King
No-)
[その他の例]
種類:종
류(Jong
Ru) → 종
뉴(Jong
Nu)
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➔ 発音規則変化 ~ソウル駅を正しく発音できますか?~
通常、彼が日本語発音するときに
韓国語の規則変化を適用させてしまうことはない。
でも、気を抜いていたのか
この日は珍しくそんなことがあったのでした(笑)
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韓国語の単語、発音に注意!
근로[글로/ク
ルロ]:勤労
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