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韓国、国際結婚の形 4 ~偽装結婚~

掲載 : 2013.04.02
国際結婚、悪徳ブローカーの話2
偽装結婚
昨日は国際結婚の人権侵害問題について書いた↓
韓国国際結婚の形3 ~人権侵害~

今日は偽装結婚について書く。

韓国人夫婦10組に1組国際結婚で、
国政結婚10組に1組離婚!

なぜ、こんなに離婚率が高いのか?

この原因は、
文化の差性格の不一致だけでなく
偽装結婚が関係している。

結婚斡旋業者による
農村部の婚期を逃した韓国人男性
中国や東南アジアの10~20代の女性との国際結婚

結婚移民女性たちの共通点は
貧しい家の娘で、彼女たちにとって韓国は
仕事も多く特別な技術がなくてもお金を稼げるおいしい国である。

しかし、

簡単に入国し職につくことはできないので
国際結婚という手段をとるのである。

この中には幸せな結婚生活を
送っている夫婦もたくさんいるが、
非常に深刻な社会問題にまで
発展しているのも事実である。

悪徳ブローカーにとって、
韓国人男性も結婚移民女性も全てがお金。
結婚が詐欺かどうかは関係ない。

偽装結婚

韓国に入国した結婚移民女性は、
1ヶ月~1年の間に家出する。

結婚ビザ外国人登録証が発行されれば
2年間滞在可能で彼女たちも不法滞在にはならない。

しかし、

「自分が偽装結婚被害者だ」

と気づかない韓国人の夫
妻をあちこち探し回りひたすら帰りを待ち

それでも、見つからなければ
離婚手続きを行うのである。

被害者は、韓国人の夫本人とその家族。
精神的被害に加え、金銭的被害
ブローカーを経て出会いから
結婚までにかかった費用を合わせて
数千万ウォン(何百万円)の損害だ。

企画離婚

ブローカーたちの新しい利益創出策の企画結婚。

脚本と演出はブローカーが勤め、
主演女優は結婚移民女性で、
結婚から離婚までを計画的に進めていく。

ブローカーは、移住女性に
家出時期離婚時期離婚方法、
離婚時の慰謝料請求方法まで詳しく教えるのだ。

企画離婚は家出程度ではなく、
法的責任を負わせ、
今後行われる離婚訴訟を有利に導く緻密さも見える。

偽装結婚を考えた移民女性たちは、
最初は純粋で若い外国人妻や嫁を演じ、
夫や義両親ににも気立てがよく愛情を見せる。

それとともに、さまざまな理由でプレゼント金銭を要求するのだ。

若い妻を不憫に思い
携帯電話、クレジットカードも開設してくれる。

1年が経過したころ、本性を現す。
「妻が変わった」「嫁が変わった」と思うが、全てシナリオどおりだ。

韓国人の夫、Aさんの事例
今までよく働き気立てもよかったAさんの妻が、ある時期から急に家事をしなくなり部屋に閉じこもってパソコンや携帯をいじりながら過ごし始める。夫は両親との同居を解消し、妻と二人で住んでみても妻は変わらなかった。妻はただ「離婚して」という言葉を繰り返すばかりで、ついに怒ったAさんがご飯の器を床に投げた。器が割れ、彼女の足にわずかな傷ができ、彼女は声を上げて泣いた。こういったことが幾度と繰り返されるたびに彼女は警察を呼んだ。夫を暴行罪で起訴した後に離婚訴訟を起こし慰謝料も請求した。
後に、Aさんは妻は携帯やパソコンの履歴からブローカーと連絡を取っていたことを知ったという。

こういった事例は多く
国際結婚被害センターにも頻繁に上がってくるという。

しかし、大半はブローカーが介入した
企画離婚である事実を知らない。
あまりに密かに進行するので
表面上によく現れないからである。

離婚訴訟を進行しながら就職し、
夫に責任がないと判決が出れば控訴し、
滞在期間を延長する。
全て背後にブローカーがいる。

幸せに暮らす移民女性にも近づくブローカー!

ブローカーは、市場やマートなどで
結婚移民女性に会えば近づき、
「困ったときや夫との関係が
 上手くいってないときは連絡をくれ」
といいながら連絡先を渡す。

連絡を受ければ、上記の方法で離婚を助長するというわけだ。

彼女たちは、離婚や家出後、
もっとブローカーと結託するという。

ブローカーは彼女たちに仕事を斡旋
手数料名目で毎月お金を受け取る。
さらに、その女性の名前を変更し
身分を偽装し過去を消した後、
別の韓国人男性との結婚を斡旋することもある。

こうして、ブローカーは
偽装結婚 - 企画離婚 - 就職まで管理しているのである。

ブローカーにとって、
韓国人の夫移民女性
「おいしい餌」に過ぎないのである。

ブローカーに払う費用

男性と女性は手数料を払わねばならない。
金額は500~2千万ウォン

結婚仲介ブローカーたちの現地化戦略は、
例えばベトナム専門に斡旋する場合、
現地に事務所合宿所を構える。

韓国男性を斡旋し、
ベトナム現地でお見合いをさせて
結婚が成立すれば、お金を受け取るしくみである。

カップリングが成立したからといって
すぐに女性を韓国に連れて来ることができるのではない。

ベトナムで結婚の手続きを踏み、
入国に必要な各種書類を作成する必要がある。

約4〜6ヶ月がかかるが、
この時合宿所経費生活費などはすべて男性負担
韓国男性の場合、結婚斡旋料のほかに

・花嫁になる女性への贈り物、
・妻の実家の親に与えるお金、
・韓国行きの経費

などまで負担して、合計かなり多くのお金がかかることになる。

ブローカーたちは
結婚移民女性たちが家出離婚をすると
就職斡旋に乗り出すが、
"紹介料"として移住女性の収入の20〜50%を受け取る。

以前は女性が被害者という認識だったが
ここ数年は男性被害者が結構多いことも表面化してきたわけである。

#とんこ#の感想だが
今まで社会問題として扱われた
韓国人夫のDV問題も
実は妻とブローカーによって
仕組まれたものも結構あったんだろうなぁと思う。

そして、

韓国政府もそういった問題を
野放しにしているわけではなく、

数年前から問題解決を図ろうと
いろいろと規制に乗り出している。

取り締まりを強化する韓国

2010年のニュース記事には
韓国政府の国際結婚に対する
規制強化について次のような内容が書かれていた。

今後、国際結婚当事者の
個人情報の提供義務付けられ、
偽装結婚前歴者、性犯罪者などは
国際結婚するのが難しくなる。

また、国際結婚の健全化と、
結婚移民者の人権保護の強化法案を用意、
政府は結婚仲介業法施行令に
「結婚当事者間の個人情報の提供時期、
 手続き、証明方法等を具体化して
 個人情報を提供していない場合、
 刑事処罰にもなりかねない。」
としている。

結婚仲介業者の乱立を防止
・1億ウォン以上の資本金要件を新設
・非営利法人の国際結婚仲介を拡大

仲介業者の不法行為取り締まり強化
・無登録営業など

結婚ビザ発給過程での確認
・経済的扶養能力、婚姻歴、犯罪歴、健康状態など

外国人配偶者査証発給制限
・偽装結婚犯罪、性暴行犯罪。DV前科者や頻繁な国際結婚前歴者、破産者。精神疾患者、禁治産者

結婚移民者へのサポート
・韓国文化と韓国語習得
・暴力被害者に対する相談、支援

その記事から2年半経過した今は、
その法案の多くが施行され
少しずつ問題が改善されているとは思う。

幸せなカップルも存在する

#とんこ#は結婚後国家が支援する
多文化家庭対象無料韓国語授業に参加し
業者の斡旋で結婚した結婚移民女性をたくさん見てきた。
※ベトナム、フィリピン、モンゴル、中国

でも、彼女たちは皆幸せそうだった。

また、こんな話もある。

ある韓国人がベトナム人と結婚。

とても幸せなので
夫婦は自分たちの兄弟にも国際結婚を勧め
彼の独身のとベトナム人妻のが後から結婚した。

そう、兄弟同士の結婚である。

4人仲むつまじく韓国で暮らしている。
こういった話を聞くと心が温かくなりますね。
#結婚斡旋 #就職斡旋 #企画離婚 #結婚詐欺 #国際結婚斡旋業者 #国際結婚 #悪徳ブローカー #偽装結婚 #東南アジア
 
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韓国、国際結婚の形 4 ~偽装結婚~

掲載 : 2013.04.02
国際結婚、悪徳ブローカーの話2
偽装結婚
昨日は国際結婚の人権侵害問題について書いた↓
韓国国際結婚の形3 ~人権侵害~

今日は偽装結婚について書く。

韓国人夫婦10組に1組国際結婚で、
国政結婚10組に1組離婚!

なぜ、こんなに離婚率が高いのか?

この原因は、
文化の差性格の不一致だけでなく
偽装結婚が関係している。

結婚斡旋業者による
農村部の婚期を逃した韓国人男性
中国や東南アジアの10~20代の女性との国際結婚

結婚移民女性たちの共通点は
貧しい家の娘で、彼女たちにとって韓国は
仕事も多く特別な技術がなくてもお金を稼げるおいしい国である。

しかし、

簡単に入国し職につくことはできないので
国際結婚という手段をとるのである。

この中には幸せな結婚生活を
送っている夫婦もたくさんいるが、
非常に深刻な社会問題にまで
発展しているのも事実である。

悪徳ブローカーにとって、
韓国人男性も結婚移民女性も全てがお金。
結婚が詐欺かどうかは関係ない。

偽装結婚

韓国に入国した結婚移民女性は、
1ヶ月~1年の間に家出する。

結婚ビザ外国人登録証が発行されれば
2年間滞在可能で彼女たちも不法滞在にはならない。

しかし、

「自分が偽装結婚被害者だ」

と気づかない韓国人の夫
妻をあちこち探し回りひたすら帰りを待ち

それでも、見つからなければ
離婚手続きを行うのである。

被害者は、韓国人の夫本人とその家族。
精神的被害に加え、金銭的被害
ブローカーを経て出会いから
結婚までにかかった費用を合わせて
数千万ウォン(何百万円)の損害だ。

企画離婚

ブローカーたちの新しい利益創出策の企画結婚。

脚本と演出はブローカーが勤め、
主演女優は結婚移民女性で、
結婚から離婚までを計画的に進めていく。

ブローカーは、移住女性に
家出時期離婚時期離婚方法、
離婚時の慰謝料請求方法まで詳しく教えるのだ。

企画離婚は家出程度ではなく、
法的責任を負わせ、
今後行われる離婚訴訟を有利に導く緻密さも見える。

偽装結婚を考えた移民女性たちは、
最初は純粋で若い外国人妻や嫁を演じ、
夫や義両親ににも気立てがよく愛情を見せる。

それとともに、さまざまな理由でプレゼント金銭を要求するのだ。

若い妻を不憫に思い
携帯電話、クレジットカードも開設してくれる。

1年が経過したころ、本性を現す。
「妻が変わった」「嫁が変わった」と思うが、全てシナリオどおりだ。

韓国人の夫、Aさんの事例
今までよく働き気立てもよかったAさんの妻が、ある時期から急に家事をしなくなり部屋に閉じこもってパソコンや携帯をいじりながら過ごし始める。夫は両親との同居を解消し、妻と二人で住んでみても妻は変わらなかった。妻はただ「離婚して」という言葉を繰り返すばかりで、ついに怒ったAさんがご飯の器を床に投げた。器が割れ、彼女の足にわずかな傷ができ、彼女は声を上げて泣いた。こういったことが幾度と繰り返されるたびに彼女は警察を呼んだ。夫を暴行罪で起訴した後に離婚訴訟を起こし慰謝料も請求した。
後に、Aさんは妻は携帯やパソコンの履歴からブローカーと連絡を取っていたことを知ったという。

こういった事例は多く
国際結婚被害センターにも頻繁に上がってくるという。

しかし、大半はブローカーが介入した
企画離婚である事実を知らない。
あまりに密かに進行するので
表面上によく現れないからである。

離婚訴訟を進行しながら就職し、
夫に責任がないと判決が出れば控訴し、
滞在期間を延長する。
全て背後にブローカーがいる。

幸せに暮らす移民女性にも近づくブローカー!

ブローカーは、市場やマートなどで
結婚移民女性に会えば近づき、
「困ったときや夫との関係が
 上手くいってないときは連絡をくれ」
といいながら連絡先を渡す。

連絡を受ければ、上記の方法で離婚を助長するというわけだ。

彼女たちは、離婚や家出後、
もっとブローカーと結託するという。

ブローカーは彼女たちに仕事を斡旋
手数料名目で毎月お金を受け取る。
さらに、その女性の名前を変更し
身分を偽装し過去を消した後、
別の韓国人男性との結婚を斡旋することもある。

こうして、ブローカーは
偽装結婚 - 企画離婚 - 就職まで管理しているのである。

ブローカーにとって、
韓国人の夫移民女性
「おいしい餌」に過ぎないのである。

ブローカーに払う費用

男性と女性は手数料を払わねばならない。
金額は500~2千万ウォン

結婚仲介ブローカーたちの現地化戦略は、
例えばベトナム専門に斡旋する場合、
現地に事務所合宿所を構える。

韓国男性を斡旋し、
ベトナム現地でお見合いをさせて
結婚が成立すれば、お金を受け取るしくみである。

カップリングが成立したからといって
すぐに女性を韓国に連れて来ることができるのではない。

ベトナムで結婚の手続きを踏み、
入国に必要な各種書類を作成する必要がある。

約4〜6ヶ月がかかるが、
この時合宿所経費生活費などはすべて男性負担
韓国男性の場合、結婚斡旋料のほかに

・花嫁になる女性への贈り物、
・妻の実家の親に与えるお金、
・韓国行きの経費

などまで負担して、合計かなり多くのお金がかかることになる。

ブローカーたちは
結婚移民女性たちが家出離婚をすると
就職斡旋に乗り出すが、
"紹介料"として移住女性の収入の20〜50%を受け取る。

以前は女性が被害者という認識だったが
ここ数年は男性被害者が結構多いことも表面化してきたわけである。

#とんこ#の感想だが
今まで社会問題として扱われた
韓国人夫のDV問題も
実は妻とブローカーによって
仕組まれたものも結構あったんだろうなぁと思う。

そして、

韓国政府もそういった問題を
野放しにしているわけではなく、

数年前から問題解決を図ろうと
いろいろと規制に乗り出している。

取り締まりを強化する韓国

2010年のニュース記事には
韓国政府の国際結婚に対する
規制強化について次のような内容が書かれていた。

今後、国際結婚当事者の
個人情報の提供義務付けられ、
偽装結婚前歴者、性犯罪者などは
国際結婚するのが難しくなる。

また、国際結婚の健全化と、
結婚移民者の人権保護の強化法案を用意、
政府は結婚仲介業法施行令に
「結婚当事者間の個人情報の提供時期、
 手続き、証明方法等を具体化して
 個人情報を提供していない場合、
 刑事処罰にもなりかねない。」
としている。

結婚仲介業者の乱立を防止
・1億ウォン以上の資本金要件を新設
・非営利法人の国際結婚仲介を拡大

仲介業者の不法行為取り締まり強化
・無登録営業など

結婚ビザ発給過程での確認
・経済的扶養能力、婚姻歴、犯罪歴、健康状態など

外国人配偶者査証発給制限
・偽装結婚犯罪、性暴行犯罪。DV前科者や頻繁な国際結婚前歴者、破産者。精神疾患者、禁治産者

結婚移民者へのサポート
・韓国文化と韓国語習得
・暴力被害者に対する相談、支援

その記事から2年半経過した今は、
その法案の多くが施行され
少しずつ問題が改善されているとは思う。

幸せなカップルも存在する

#とんこ#は結婚後国家が支援する
多文化家庭対象無料韓国語授業に参加し
業者の斡旋で結婚した結婚移民女性をたくさん見てきた。
※ベトナム、フィリピン、モンゴル、中国

でも、彼女たちは皆幸せそうだった。

また、こんな話もある。

ある韓国人がベトナム人と結婚。

とても幸せなので
夫婦は自分たちの兄弟にも国際結婚を勧め
彼の独身のとベトナム人妻のが後から結婚した。

そう、兄弟同士の結婚である。

4人仲むつまじく韓国で暮らしている。
こういった話を聞くと心が温かくなりますね。
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