韓国、国際結婚の形2
これは日本にもある話だが
韓国の農村部の男性や
韓国女性との出会いがない
40、50代の男性が東南アジア等の女性と
仲介業者を経て結婚に至る場合がある。
この場合、女性側は貧しい家の娘が多く
少しでも親兄弟を助けるために
経済的に豊かな国へ嫁ぐのである。
こういうことは日本もあるので知ってたが
先日、町で偶然仲介業者を見かけた。
経済力のある韓国に行けば
お金が貯まると思うわけである。
しかし、現実はそうはいかないんですね。
ある生徒が先生に言ったそうだ。
「先生?新婚生活って家電も布団も
新しいのを買って生活するのが
普通じゃないんですか?」
夫は経済的余裕がなく、
一人暮らししていたときの家電や布団を
そのまま新婚生活で使用しているようで、
韓国人との夢のような新婚生活を
夢見てやってきた彼女は
現実に打ちのめされるわけである。
#とんこ#は韓国で生活しているので分かるが
月200万ウォンを切るような給料の中から
毎月数十万ウォンの仕送りをすることは容易ではない。
女性の故郷の家族たちはその仕送りで
ゆとりある生活が送れるようになるが
嫁いだ本人は苦しい生活を強いられる。
「先生?私、服もバッグもほしいのにお金がなくて何も買えないんです」
と不満を打ち明けたという。
まだ、20代前半の彼女たちは服もバッグもほしい。
また、夫に暴力を振るわれ
辛い思いをしている女性も少なくなく
韓国でも問題になることがある。
じゃあ、離婚はできないのかと思うけれど
そう簡単でもないようですね…。
彼女たちは母国の家族に心配をかけさせたくないという思いが強い。
そして、
韓国人との結婚を自慢して嫁いだ手前か
母国の友人が羨ましがっている手前か
見栄もあり本当のことは言えない人も多いと聞いた。
もちろん、
幸せに結婚している人もいるけれど
こういったことが問題になっているのも事実なんですよ。
#とんこ#は結婚後、
多文化家庭対象の韓国語の授業を受けに
テジョンの大学に通った時期があった。
※国家支援のため無料。留学ではない。
ある日、クラスメートのフィリピン人が
「とんこさんの旦那さんは同い年ですか!?私の夫は40代です。やっぱり日本人は違うなぁ」
と言ったことがあった。
周りのベトナム人たちの夫も
年齢が彼女たちよりふたまわり以上なので
#とんこ#のケースが特殊に見えたのだろう。
日本人は3人いたが、皆、海外留学で出会い結婚に至っている。
つまり、ブローカーを通じたお見合いではないのだ。
彼女の言葉で#とんこ#の心が痛くなった。