韓国式表現 ~外に寒い~
韓国式表現 ~外に寒い~
違和感のある表現
韓国語の使い方で気になる表現がある。
外が寒いとき、
日本人なら
「外は寒いです」と言うだろう。
韓国語では
「これはいくらですか」ではなく
「これがいくらですか?」と表現することから
「外が寒いです」と表現するのが自然と考えられる。
しかし、
韓国人が
밖에 추워요
外に寒いです
と表現を使用するのをよく聞く
!!
???
「박이(外が)」ではなく
「밖에(外に)」?
似た表現として
中に暗いです
外に暗いです
こういうのもある。
↑ ΣΣ(゚д゚lll)
実は、
韓国人も
「ある場所の状態(寒い、暗いなど)」を表現するとき
「場所名+が」と表現する。
× 韓国に寒い
× 私の家に寒い
○ 韓国が寒い
○ 私の家が寒い
それなのに、なぜ上と同様に
場所や
位置を表す言葉である
「外」は
「外に寒い」という文章が成立するのか理解不能なのだ。
「に」を使える状況もあるにはあるが、日本式で考えたら分かるように
外に出ると寒い
外にいると寒い
外にいるので寒い
といった
「出る(나가다)」「いる(있다)」などの
一部の動詞や
存在詞がある場合の話なのだ。
で、#とんこ#がソウルに留学していたときの
語学堂の先生に問い合せてみると
先生自身は「外
が寒い」と言うそうで
まさか、「外
に寒い」という表現を使う
韓国人がいるのかと調べてみたら
想像以上に使っている人がいて驚いた
という回答が来た。
ちなみに、
ナマケモノ(韓国人の夫)周囲で「外
が寒い」と表現するのを聞いたことがないという。
そして、
語学堂の先生は
国立国語院(국립 극어원)にネットで問い合わせして下さり、そこの回答が次のとおりだったという。
韓国では「外
が寒い」「外
に寒い」の
両方を使用しているが、
後者の場合「外
に(天気が)寒い」という文の
主語である
「天気が」が
省略されている、と・・・。
えええ!?すっきりせん回答 -_-;
未解決の疑問点
国立国語院の説明によると
原文は「外に天気が寒い」であり、
「天気が」という単語の省略形だという説明だが
「韓国
に天気が寒い」「私の家
に明るさが暗い」といった類の表現は
韓国人も使わない。
(「韓国の天気が寒い」「私の家の明るさが暗い」ならOK)
ということは、
「天気が」という単語が
省略されてなかったとしても
「に」を使うのは変ということになるじゃないか・・・。
結局それ以上は質問していないので解決には至っていないが、
× 私の家に寒い
○ 私の家が寒い
○ 私の家の中に寒い
○ 私の家の中が寒い
上の例から判断すると
外、中、前、後といった言葉が付いたときだけ、なぜか「前
に寒い」「外
に寒い」と言えるようだ。
この例文では「外」「家」「韓国」
どれも場所を表す単語なのに、
なぜこのような違いが生じるのか
??
まあ、
語学堂の先生も
「まさかそんな表現する人がいるのか?」と検索したくらいだから、
この文法に#とんこ#同様、
違和感をお感じになったとは思う。
皆さんのお知り合いの韓国人で国語に長けた方がいませんか?
もし進展があれば教えて下さい(笑)
#助詞 #韓国語 #に #が #外に #文法
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