韓国に多い朝鮮族
掲載 : 2013.05.25
재일교포(チェイルギョポ[在日僑胞])
재일동포(チェイルドンポ[在日同胞])
中国にいる在中韓国人を
조선족(ジョソンジョク[朝鮮族])
または
재중교포(チェジュンギョポ[在中僑胞])
재중동포(チェジュンドンポ[在中同胞])という。
※正確には朝鮮族と在中同胞の
定義が異なるらしいが
韓国人も特に区別せず使用しており
このブログでも特に区別していない。
朝鮮族とは？
中国の少数民族の1つであり、
朝鮮民族でありながら中国国籍者である。
分かりやすく言えば
韓国系中国人、朝鮮系中国人。
朝鮮族の定義
以下の2つが必須条件である
・国籍が中国
・中国の戸籍の民族欄に”朝鮮”と記載
したがって、
中国に居住する朝鮮民族でも、
上の一方でも満たしていなければ
朝鮮族とは定義されない。
韓国に多い朝鮮族
「あの人、朝鮮族や」
ナマケモノ(韓国人の夫)からたまに聞くが、
食堂の主人などに朝鮮族が多い。
中華料理屋の店主や従業員に特に多い。
どうして分かるかというと、
朝鮮族の人々は故郷中国で
中国語と朝鮮語の両方を学んでいるため
朝鮮語がとても流暢ではあるが
韓国語とはイントネーションが違い
韓国人でないことは分かる。
しかし、
韓国人には朝鮮族か北朝鮮人(脱北者)かの区別はしにくいという。
ただし、韓国にいるのは
脱北者より朝鮮族が圧倒的に多いので
普通は彼らを見ると朝鮮族と考えるのが妥当だそうだ。
ナマケモノの親戚に
夫に先立たれた一人暮らしの
かなりご高齢の伯母がいるが
その伯母宅には住み込みのお手伝いさんがいらっしゃる。
とてもよく伯母のお世話をして下さる
そのお手伝いさんは朝鮮族の方で
1年に1度か数年に1度かは知らないが中国に帰省される。
朝鮮族の出稼ぎ
韓国への出稼ぎは結構お金になる。
韓国は朝鮮族を同胞と見ているため
彼らが韓国に就労しやすいそうだ。
25歳以上に中国及び旧ソ連地域同胞に
3年間有効のビザ(H-2)が発行可能で
有効期間内は自由に韓国に出入国でき
最大4年10ヶ月まで滞在可能。
ビザ取得方法の一例を紹介
親戚が韓国にいる場合
招待を受けて韓国に入国可能。
親戚がいない場合
韓国国内の労働市場の状況を考慮し
抽選などにより入国可能。
朝鮮族のアイデンティティー
昔、ナマケモノは中国語を勉強していたことがあった。
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その時の家庭教師の方が
朝鮮族だったそうだが
ナマケモノによると
在日韓国人または在日朝鮮人と
在中韓国人または在中朝鮮人(朝鮮族)の
アイデンティティーに大きな違いがあるという。
在日韓国人の場合、
自分が韓国人だと考える人もいるし
日本人か韓国人かに悩む人もいる。
しかし、
在中韓国人の場合、
迷うことなく自分は朝鮮人ではなく
中国人だと主張するそうだ。
ある日、ナマケモノが
「先生はご自分は何人だとお思いですか？」
と質問したら
「中国人に決まっているでしょう」
なぜそんな当たり前のことを聞くのか
という反応だったそうである。
中国の教育によって
血は韓国人でも中華民国の国籍を持つ
列記とした中国人だという
強い意識を植え付けられているんだろうなぁ、と#とんこ#は思う。
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