最近、韓国でチョンセが減っている理由
韓国では最近、
不動産の
賃貸方式に変化が起こっているという!
チョンセが減って
ウォルセが増えているというのだ。
家主が
チョンセでは
儲けにくくなってきたことが原因~。
【チョンセ (전세 / 伝貰)】
莫大な金額の保証金を出す代わりに毎月の家賃なし
【ウォルセ (월세 / 月貰)】
チョンセに比べて少ない保証金だが
毎月家賃があり日本の家賃制度に似ている
ウォルセが増えるのはなぜか?
でも、その前に
チョンセとウォルセに関して
ご存じない方は、まずは過去記事を読んで下さい↓
➔ チョンセ制度のからくり
では、2つの例を挙げて説明しよう!
【状況設定】
#ナマケモノ#が投資目的で
3億ウォンのマンション購入したいが
彼の所持金は1億ウォンしかない。
どうやって購入すればいいだろう?
ケースA(チョンセの場合)
#ナマケモノ#の持ち金1億ウォンに、
チョンセ保証金として
不足分の2億を入居者から受け取り、
建築会社から3億の物件を購入する。
ナマケ:1億(所持金)
入居者:2億(チョンセ保証金)
銀行ローンなしで物件の購入が可能。
ローン返済がないということは
ローンの利子もない。
負債はないが利益もない。
ケースB(ウォルセの場合)
#ナマケモノ#が
1億、
入居者が
ウォルセ保証金として
1億、
不足分は
銀行ローンで
1億調達。
合計
3億なので物件購入可能。
ナマケ:1億(所持金)
入居者:1億(ウォルセ保証金)
ローン:1億(金利3.6%)
家賃収入:50万/月
ローン利子:36万/月
ところで、この場合
毎月50-36=
14万ウォンの収入が発生!
ローン返済の金利を考慮しても
家賃収入により14万ウォンの利益を得ている。
皆さん、お分かり頂けましたか?
上の例でいけば
少ない持ち金1億ウォンで
不動産投資する人たちにとっては
チョンセより
ウォルセが
得!
でも、以前は逆で
チョンセの方が得だった!
昔はなぜチョンセが得だったのか?
昔は銀行の
貯金利率が
4~6%というように高かったことと
※十数年前は10%を超えていた
ローンの金利も高かったことが関係している。
ケースA(チョンセの場合)
銀行ローンなしで不動産購入し、
毎月の生活で余ったお金は
銀行に貯金してその
利息を増やせた。
ケースB(ウォルセの場合)
ローンで不動産購入するため
毎月ローン返済に追われるが、
昔は
ローンが
高金利で
利子の返済がきつかった。
当然貯蓄預金する余裕はないので
貯金の利子でお金を増やすことも×。
よって、昔は
銀行ローンなしで物件購入できる人、
つまり、
2億用意できる人が
ウォルセを利用でき
ナマケ:2億(所持金)
入居者:1億(ウォルセ保証金)
毎月家賃収入:50万
ローン:なし
ローン利子:なし
家賃収入と
貯蓄預金の利息でお金を増やせたのだ。
入居者の保証金を利用してまで
賃貸用に使用する物件を買うメリットは何か?
5年後、10年後にその物件を売った際
購入時より
高値で売れるからである。
日本の場合、
通常中古物件は購入時点から
価格が下がっていくが
韓国は違う。
周辺の商店や交通網の発達により
地価が上がり
数千万~数億ウォン価格が上昇する。
何年間ローンの利子で損をしても
物件売却時にはそれ以上の利益を得られるというわけです。
なるほどねぇ~。
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