結婚式7 ~婚約から新婚生活までの流れ~
結婚式シリーズ7
韓国では結婚式による経済的な問題が深刻化している。そのネタを語る前にまずは、結婚前の準備や流れ、それにかかる費用などについて説明する必要がある。というわけで、今回は婚約から新婚生活までの大まかな流れを時間順に説明しよう。
婚約から新婚生活までの流れ
【 結婚式前にすること 】
①相見礼(상견례/サンギョンネ)
両家の両親が顔合わせする。
↓
②日取り決め(택일/テギル[択一])
日取りを決める
↓
③結婚準備
新郎側・・・
家を用意
新婦側・・・
婚礼家具(家具、家電など)を用意
※家は
賃貸(チョンセやウォルセ)を準備することが多い。
賃貸の保証金だけでも
何千万~1億数千万ウォン(≒数百万~1千数百万円)もする。
↓
④礼緞(예단/イェダン[禮緞])
イェダンとは新婦側が
新郎の両親や親族に贈る贈り物のこと(結納品)。
本来、
イェダンとはもともと
高級絹織物(緋緞(ビダン)だったが、現在では
新郎側が
それ以上の高価な物を期待するようになり
新婦側の
経済的負担が増え社会問題化している。これについては、次回のブログで詳しく書く。
↓
⑤ハム(함/ハム)
新郎側が新婦側に贈り物をハム(小型の長持ち)に入れて贈る。
ハムの中には新婦のための韓服や礼物などが入っている。
↓
【 結婚式当日 】
⑥結婚式
西洋式の結婚式(ウェディングドレス着用)
⑦ペベッ(폐백)
韓国伝統的な婚礼の儀式
⑧披露宴(피로연披露宴)
※披露宴は式やペベッと平行して行われている
↓
【 結婚式後】
⑨新婚旅行(신혼여행/シノンニョヘン)
↓
⑩新婦宅宿泊
夫婦は
新婚旅行から戻るとき、
新婦宅に
直行し
1泊する。
↓
⑪イバジウムシク(이바지음식)
新婦宅で
1泊した夫婦は、
新婦宅が準備した
進物の食べ物(イバジウムシク)を持って
新郎宅へ行く。
相場が
150万ウォン(≒15万円)程度の食べ物やお酒だそうだ。
※地域による差はあると思う。
婚約から結婚までの流れがお分かり頂けましたでしょうか?
次回のブログは、新婦側から新郎側への結納品である「イェダン(礼緞)問題」についてです。
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