韓国語の変わった複数形の使い方!
ソウルの
西江大学語学堂に留学中
ある
韓国語表現に目が留まった。
当時の文章は覚えていないので
今、辞書を見て例を挙げる。
副詞に付ける複数形
韓国の
「さようなら」の表現は
안녕히 가세요
元気に行って下さい(=さようなら)
と表現するが、
それを次のようにも表現できる。
안녕히들 가세요
(アンニョンヒドゥル ガセヨ)
元気にたち行って下さい
皆さん、???となりませんか?
#とんこ#は先生に
質問した気がする。
「先生、どうして副詞に複数形がつくんですか?」
そうだ、
日本語も
英語も
複数形は
名詞につくのがお約束だ。
日本語:名詞+「たち / ら」
英 語:名詞+「s / es」
韓国語も例外ではない。
次の例文のように
複数形は
名詞に付く。
아이들이 많이 울었어요.
子供
たちはすごく泣きました。
が、しか~し!!!
많이들 울었어요.
直訳:すごく
たち泣きました
とも書けてしまうのだよ
!!
ぉお(゚ロ゚屮)屮
韓国語は
名詞だけでなく
副詞に
複数形 "들" を付けることが可能ということになる。
いやぁ~あんときゃ驚いたよあたしゃ。
でも未だに#とんこ#は
そんな使い方をしたことがない。
使い方がイマイチよく分からなかったから。
では、もう少し詳しく見てみよう!
主語はどうなるのか?
先ほどの
例文で考えてみる。
많이들 울었어요.
直訳:たくさん
たち泣きました。
これじゃあ
複数なのは理解できるとして
主語の対象が分からない。
「君たち」なのか
「子供たち」なのか
「虫たち」なのか
「彼ら」なのか
「人々」なのか
「全員」なのか…。
じゃあ、どのように使うのか?
実は、
会話している者同士や
その場に居合わせる者たちが
話の対象を共通認識した上で使用するので問題ないのである。
A:実は昨日、うちの子2人と甥っ子姪っ子を連れてお化け屋敷に行ったんだよ。
B:ああ、そうなんだ。どうだった?
A:많이들 울었어요(すごくたち泣いた)
B:そりゃそうだろ。まだ小さいのに…。
この2人は子供たちの会話をしているので
主語が省略されていても
複数形の対象が誰だか分かるわけだ。
な~るほど
<(_ _*)>
他の例文を見てイメージしてみよう!
시끄럽게들 하지마
直訳:うるさく
たちするのよしなさい
意訳:みんな、うるさくするのよしなさい
어떻게들 되었을까?
直訳:どう
たちなっただろうか?
意訳:みんなどうなっただろうか?
왜들 그래?
直訳:どうして
たちそうなの?
意訳:みんなどうしてそうなの?
잘들 가
直訳:よく
たち行って
意訳:皆元気でな
많이들 그렇게 해?
直訳:たくさん
たちそのようにするの?
意訳:多くの人がそのようにするの?
何となく感覚がお分かりでしょうか?
他の外国語にもこういった用法が
あるだろうとは思うけれど
日本語以外に
英語しか学んだことのない#とんこ#には独特だと感じた。
#複数形 #韓国語の複数形 #韓国語の表現 #文法 #들
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