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名前+이(イ)の使い方 2 ~理由と条件~

掲載 : 2013.02.04
昨日のブログで
パッチムで終わる名前には
이(イ)をつけることがあると書いた。

例)
창민오빠~
チャンミン兄さ~ん。

유리는 창민 좋아해.
ユリはチャンミンが好き。 

※その他の例文は前回の記事参照↓


名前+이(イ)の使い方 1

今日はもう少し詳しく解説します!!

なぜ子音で終わる名前だけに이(イ)をつけるのか?

辞書にはパッチムで終わる名前に付き
語調を整えると説明がある。

語調の意味は辞書に

1.言葉や文章の調子、言葉つき
2.話すときの声の高さの変動、イントネーション、アクセント

と書いてあるが
ここでは1番の意味で
言葉の調子を整えるということだ。

子音母音をつけるという行為
つまり、語調を整える行為


に発音するための習慣的な行為

つまり、「이(イ)」には、

名前を呼ぶときにつける
아(ア)/야(ヤ)」のような
「~ちゃん」や「~よ」といった
言葉としての何らかの意味を含まず

ただ、発音しやすいから使うのだ。

を付けてもよい条件とは?

この이(イ)は上で説明したように


文章を楽に書くための行為ではなく
会話を楽にするための行為なので

文語表現というよりも口語表現のような感覚がある。
(考えてみれば、発音のための이なので当たり前か…)

よって、次のような
ちゃんとした文章を書くときは「이(イ)」を書かない。

例)


창민은 인봉을 만나 2시간 가량 밀린 이야기를 나누었다. 그들 사이에 어색함은 전혀 없었다.
チャンミンはインボンに会って2時間ほど積もる話をした。彼らの間にぎこちなさは全くなかった。



창민 인봉을 만나…
× 창민 인봉을 만나…

#ナマケモノ(韓国人の夫)#が
小説では「이」を使ってない
言うのもそういうことからだろう。

そういうことで、

国語の教科書に出てくる文章も
이(イ)は使わないのだろう。

でも、文章を書く場合でも
真面目な正式な文章ではなく

親しい相手に手紙を書いたり
チャットしたりするような
話し言葉に近い書き方
くだけた書き方をする場合がありますね?

そういう文章を書くときに
「이」をつけることがあるそう。

そして、

話し手と聞き手や対象の人間関係の距離にも関係があるらしい!

효린언니(ヒョリ オンニ)
ヒョリニ姉さん問題ないけれど

효린선배(ヒョリ ソンベ)
ヒョリニ先輩は一般的には使わず、

효린 (ヒョリ ッシ)
ヒョリニさん

효린선생님(ヒョリニ ソンセンニ)
ヒョリニ先生

絶対使わないらしい。

これには明確な定義はないので
#とんこ#の推測だが

先輩先生は社会的立場において
上下関係がはっきりしており

~さんは上下関係がなかったとしても
心理的距離がある相手や
仕事上の相手に使う
改まった敬称なので
を付けないのではないだろうか。

それに対して

「姉さん」「兄さん」
年齢による上下関係はあるものの
プライベートにおける関係であり
フレンドリーで心理的距離が近い。

だからをつけてもOKのようだ。

また、大人が子供のことを語るときは
普通をつけることが多い。

ただし、

先生や上司など敬意をもつべき人の
子供のことについて話すとき


아드님(アドゥニム/息子さん)
따님(ッタニム/娘さん)

と敬語表現で持ち上げて話し
をつけて言わないらしい。

そういうことで、過去記事↓


連絡帳のコメントで学ぶ韓国語!
にあるように、

保育園の先生が園児の名前にをつけ
連絡帳にコメントを書く行為は

①先生と園児と親という距離感

②小説や説明文、作文のような
完全な文語体の文章ではないこと

ということで「이」をつけているようだ。

発音しやすくするためとは言え
パッチム(子音)で終わる名前なら
何でもかんでも
いつでもどこでも
をつけていいのではないということですね~。

ちなみに、
は使わなくても全く問題はないので
使用法がよく分からない人は
使わないようにすればOKです。

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