日本人名で激音と濃音を学ぶ!
#とんこ#の名前を
コサカ マキ(仮名)とする。
これをローマ字表記すると
Kosaka Maki.
じゃあ、
ローマ字に対応させハングル表記すると
코사카 마키
でも、留学当時、韓国人の友人に
コサカマキという
日本語発音に近いハングル表記は
코사까 마끼
だと言われた。
コサカの「カ」が 카→까に
マキの「キ」が 키→끼になっている。
#snd56#
どうしてだろうか?
これは韓国語の発音の分類の仕方が大きく係わっている。
韓国語は発音が次の3つに分類される
激音 카, 타, 차, 파 …
#snd52
#
激しく息を吐いて発音する音
息レベル5
平音 가, 다, 자, 바 …
#snd53#
ほとんど息を吐かずに発音する音
息レベル1~2
濃音 까, 따, 짜, 빠 …
#snd54
#
全く息を吐かず
ちょっと喉を詰まらせるように発音
息レベル0
このことから韓国語は
息をどの程度出して発音するか
息が非常に重要!!であることがうかがえる。
有気音か無気音で識別するのだ。
※有気音:閉鎖音を開放するとき気音を伴うもの
それに対して
日本語は次の3つに分類される
清音 か、さ、た、な…
濁音 が、ざ、だ、ば…
半濁音 ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽ
発音が濁るか濁らないか、
つまり、喉(声帯)が振動するかどうかで発音を区別する。
そう、韓国語と違って
日本語の発音の区別は、息に左右されない!!
では、具体的にどういうことか、
日本語の「カ」の発音で検証してみる。
次の単語は同じ「か」でも少し違うのが分かるでしょうか?
「鹿」と「肩」の「か」の発音をしてみよう!
口から1cmほど前にティッシュを1枚広げてたらした状態で発音するとよく分かる!
鹿(シカ)→ 無気音
鹿のカ…ティッシュが揺れない
「カ」の発音時、息が全く出ない
肩(カタ)→ 有気音
肩のカ…ティッシュが揺れる
「カ」の発音時、息が出る
日本語では、息レベルで発音を区別しない。
つまり、どちらの単語の「か」も区別しないのである。
しかし、韓国人には
この2つの「か」が違う発音として区別される。
では、#ナマケモノ(韓国人の夫)#で実験!
#とんこ#が日本語で発音したら何と聞こえるか?
鹿(シカ)→ 시까
「カ」の発音時、息が全く出ない
肩(カタ)→ 카따
「カ」の発音時、息が出る
日本人には区別されない「か」が
韓国人には全く異なる発音と認識されて
「か/까」と「か/카」で聞こえるわけである。
冒頭の コサカマキの話に戻ります
日本にひらがなを英語表記できるよう
ローマ字一覧表があるのと同様に
韓国にもハングルとローマ字を対応させた表がある。
その規則に従って書くと
コサカ マキ
↓日本のローマ字表で変換
Ko sa ka Ma ki
↓韓国のローマ字表で変換
코사카 마키…①
#snd50#
となるが、この表記①通りに発音すると
카、키は激しく行きを出す激音になってしまう。
しかし、
日本人の実際の発音を聞くと
「カ」「キ」発音は息を出さない、
息レベル0である!!
よって、韓国人には次の②のように聞こえるのだ。
코사까 마끼…②
#snd51#
韓国人が日本語学習本を見ると分かる
例えば、
「ありがとう」という単語。
ハングルでフリガナをふっているが
아리가토ではなく、
아라가또。
※韓国語は長母音がないので「ありがと」となる
#snd55
#
あちこちにローマ字と対応しない
フリガナがあり、
韓国語を習い始めたころの#とんこ#は
どうしてこう書かれているのか理解できなかった。
でも、今は分かる。
日本人が
「ありがと」と発音するとき
「と」の発音は
息を吐かない。
喉を閉じる感じで発音する。
だから、息を強く吐く
토ではなく
息を吐かない
또なのである。
※このブログの音声は日本人の皆さんにも区別しやすいように少し大げさに発音し録音しています。
※日本語は息の出し方が発音の区別に影響しないので、日本人が日本語を発音するとき、本人が無意識のうちに、状況、体調、感情のあり方、個人差、地域差、前後に来る単語などの影響を受けて発音の仕方が多少変わります。その時々で息の出方が変化し、韓国人の耳には激音(키など)や濃音(끼など)に聞こえることがあり、語頭では平音(기など)になる場合もあります。また、激音(키)と濃音(끼)の中間の発音といった、韓国語として曖昧で区別しにくい状況もあります。
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