【職場内の場合】
1.上司に対する呼称
上司本人に直接呼びかけるときや
本人の前で話題に出すときは
キム部長様(김부장님/キムブジャンニム)
と「様(ニム)」をつけて表現する。
2.同僚に対する呼称
《同僚が同年輩や年下の場合》
肩書きがない同僚同士なら男女問わず
△○○さん、状況に応じて
下の名前だけで○○さんと呼べばよい。
職種(医者など)によっては
先生、△先生、△○○先生と呼ぶ。
親しい間柄なら
「○○야(ヤ)/○○ちゃん」等と
呼ぶ人もいるようだが公的な職場で
このように友達感覚で呼ぶのは望ましくない。
《同僚が年上の場合》
肩書きはない先輩社員や
年配の同僚の場合
△○○さんと「さん付け」で呼ぶと
相手が気分を害することがあり難しい。
この場合、相手が先輩(선배)なら
先輩様、○先輩様、△○○先輩様、
相手が年配の女性なら
△○○女史(여사/ヨサ)と呼ぶ方法もある。
※相手が自分より年下の先輩なら
先輩様でなく先輩と呼んでもOKなようだ
女性同士の場合には
姉さん(언니/オンニ)と呼ぶ場合も多い。
3.部下に対する呼称
《部下が同年輩や年下の場合》
肩書きのない部下に対しては
○○さん、△○○さんを使うが
肩書きのある部下に対しては
「様/님」を付けずに
○課長などと呼んでもよい。
例「チェ課長(과장)、お願いします」
しかし、部署が違い
一緒に仕事したこともない相手なら
部長(年上)と課長(年下)だとしても
互いに「部長様」「課長様」と「様」を付けるのが礼儀。
同期で同い年なら2人だけの場で
「様」を付けず「課長」「部長」と
呼び合うこともあるが、
他の社員がいる前なら少なくとも
課長側は「部長様」と「様」を付けて言う必要がある。
《部下が年上の場合》
相応に礼節をもって。
肩書きのない部下が
自分より年上だったり
年齢が父親世代くらい多い場合は
△○○さん(フルネーム+씨)で呼称・指称する。
肩書きがある部下、例えば
部長(年下)、課長(年上)の場合
通常は社会的地位を優先するが
年齢も考慮し敬意を払うのが礼儀。
例「チェ課長様(과장님)、お願いします」
そりゃそうね、部下といえど年上なら
相応に敬うのが好ましいだろう…
参考程度にして下さいね~。
呼称・指称シリーズ↓
➔ 1. 誰々のママという呼び方
➔ 2. 韓国人泣かせの文化
➔ 3. 妻が夫を呼ぶとき
➔ 4. アッパ(パパ)とオンマ(ママ)
➔ 5. 「キムさん」と呼ぶとダメな理由
➔ 6. 恋人同士の呼び方
➔ 7. チャギヤを友達同士でも使用?
➔ 8. ビジネス、役職名