呼称・指称1 ~韓国、「誰々のママ」という呼び方~
日本以上に子供中心の呼び方をする韓国
≪ 保護者同士の電話での会話 ≫
유리:여보세요. 저는 진수 엄마인데요.
ユリ:もしもし、私はジンスのママですが
예진の母親:안녕하세요.무슨 일이세요?
イェジンの母親:こんにちは。何でしょうか?
유리:예진 엄마한테 뭐 좀 물어 보려고요.
ユリ:イェジンのママにちょっと
お尋ねしたいことがあるんですよ
예진の母親: 네, 말씀하세요
イェジンの母親:はい、どうぞ
このように
韓国では
子供がいる場合、
大人同士の会話でも
自分や相手の名前を使わず
「子供のママ」という表現をよく使う。
初対面では互いの名前を知らないので
子供のママという表現は日本でも使う。
しかし、既に名前を知っていれば
「美紀(娘)の母の山田ですが」
「佐藤さんでしょうか?」
というように
苗字を使うだろう。
何で韓国ではこう呼ぶのか考えてみたが、
韓国が
夫婦別姓であることに関係があるのかもしれない!
日本では
山田太郎くんのお母さんの名前も
山田さんです(離婚等を除く)。
だから
相手の苗字を聞かなくても、
「我が子の友達の母親の苗字」は
分かるので会話ができるんですよね。
でも、韓国では
① 子どもの苗字はどうなるの?
김창민(キム・チャンミン)と
박유리(パク・ユリ)の子供は、
김진수(
キム・ジンス)のように
子供は無条件父親の姓を継ぎます。
※2008年法律改正によって
母親の姓も名乗れるようになったが
現実的には多くが父親の姓を名乗る。
つまり、
母と子は苗字が異なるんです。
よって、
我が子の友達の母親の姓名は、
尋ねない限り分からないんですよ。
そして、
② 苗字+「さん付け」の呼び方
韓国では
キムさん、
パクさんというような
苗字+さん付けの呼び方は失礼になる!
フルネームか下の名前を
呼ばなければならない。
そうするとフルネームが分からないとき、
直接相手に呼びかけられないことになる。
我が子の友達の名前とは別に
その子の母親や父親のフルネームを
それぞれ追加で覚えなければならない
というのは大変な作業である。
専業主婦だと会社で
名前を呼ばれることもなく、
ずっと誰々のママとか
誰々の奥さん
というように呼ばれるんですよね。
そういうことから、
韓国では過去に女性団体が
「名前で呼べ」と運動を起こしたこともあるそうです。
日本も
子供中心に呼ぶこともあるが
韓国はそれ以上であるし
何より変わりになる呼び方が
フルネーム以外にない!!
#とんこ#なら、親しくない人の名前は
すぐに忘れてしまうだろうなぁ。
#とんこ#は
名前で呼んでほしい。
誰々のママは嫌だね。
最後に、このような慣習になった理由は
#とんこ#の勝手な推測で
正確な理由は知らないです。
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