こんなとき非常に困るわけなのだ。
#ナマケモノ#に聞くと適当な呼称が思いつかないという。
つまり、苗字だけでは呼びようがないわけである。^_^;
※もしかしたらあるかもしれないが…
では、
日常生活で名前を知らない相手を何と呼べばいいのだろう?
方法1「先生様(ソンセンニム)」
もし互いに年齢が5、60くらいなら先生様(선생님/ソンセンニム)と呼ぶ方法があるのだが、
ここで重要なのは教師の意味ではないということ!
【韓国での"先生"の意味】
1. 学生を教える人を高めて話す言葉
2. 苗字や肩書きの類につけ他人を高めて話す言葉
3. 成人男性を高めて呼ぶ言葉
3番の意味のとおり韓国では適当な呼称がなければ相手の男性に敬意を払ってソンセンニム(先生様)と呼ぶことができる。
※中国語でもTeacherの意味ではなく成人男性を意味するらしくそこから来た言葉であろう…
ただし、韓国では普通、年配の男性に対して使う
以前、義母(60代)が工事現場で働く50代くらいの男性に道を尋ねる状況があったが、
その時、義母は彼に「ソンセンニム」と呼びかけた。
アジョッシ(아저씨/おじさん)でもいいのだろうが相手の気分をよくさせるため、あえてソンセンニムを使ったのだろう…。
また、タクシーで
運転手さんのことを「ソンセンニム」と言うのも聞いたことがある。
普通は기사님(ギサニム[技師様])でいいんだけどね。
これらは辞書的意味の3番の使い方。
そして、美容院で#ナマケモノ#が自分より若い女の美容師に「ソンセンニム」というのを聞いたことがある。
「美容師さん」の代わりになる適当な呼称がないし美容師をお嬢さん(아가씨/アガッシ)というのもちょっと気が引けるので
辞書的意味2番の意味で専門職のヘアデザイナーをソンセンニムと表現したのだ。
※ちなみに、客が女性店員にお嬢さん、お姉さん(オンニ)と呼ぶことが多いがそう呼ばれるのを嫌がる店員が多いとの調査結果が出ているらしい。
嫌がる人が結構いる以上店員にオンニやアガッシは使わない方が無難かもしれない。
さて、
冒頭の隣人の呼び方の話に戻すが
30代の#とんこ#たちが20代の隣人にソンセンニムというのはちょっと違和感がある…。
では、この場合他にどんな方法が?
方法2 「○×엄마(○×のママ)」
お隣にもし子供がいて、#とんこ#夫婦がその子の名前を知っていたら?
過去記事↓にも書いたが、
➔ 韓国、「誰々のママ」という呼び方
例えば、名前がユリちゃんなら
「ユリオンマ(유리 엄마/ユリのママ)」
「ユリアッパ(유리아빠/ユリのパパ)」
「ユリハルモニ(~ 할머니/~のおばあちゃん)」
などと呼ぶのである。
ところでお隣の子供が幼、小3、小5とする。
自分に子供がいない、または自分の子供が既に成人しているような場合、
お隣の奥様を呼ぶときは末っ子の名前+オンマを使うことが多い。
でも、自分にも小5の子供がいる場合、互いの小5の子供が友達同士であり直接係わりがある。
このような場合は当然小5の子供の名前+オンマを使う。
・苗字だけで呼べないこと
・夫婦別姓
これが想像以上に痛い!!
呼称・指称シリーズ↓
➔ 1. 誰々のママという呼び方
➔ 2. 韓国人泣かせの文化
➔ 3. 妻が夫を呼ぶとき
➔ 4. アッパ(パパ)とオンマ(ママ)
➔ 5. 「キムさん」と呼ぶとダメな理由
➔ 6. 恋人同士の呼び方
➔ 7. チャギヤを友達同士でも使用?
➔ 8. ビジネス、役職名
➔ 9. 職場内での呼称
➔ 10. 平社員の呼称の種類
➔ 11. 取引相手の呼称