呼称・指称15 ~ 役所職員がこんなこと言うの?~
先日、
家族関係証明書をもらいに#とんこ#一人で近所の
洞役所へ行った。
申請書に
住所氏名など必要事項を記入し、関連
窓口に提出した。
すると、そこの
職員に一部
修正を求められた。
どうやら
世帯主ナマケモノ(韓国人の夫)の
名前を書く欄に#とんこ#は自分の名前を書いていたので書き直せとのことだった。
「あれ?世帯主の氏名という表記があったけな」と思いながらも「確かにそれもそうだ」と思い、書き直したのだが、
職員が
修正を求める際の
表現に驚いた。
「こちらはソンセンニム(先生様)ではなく、アジョッシ(おじさん)の名前を記載して下さい。」
ソンセンニム(선생님[先生様])とは#とんこ#のことであり、
アジョッシ(아저씨[おじさん])とは
配偶者である
ナマケモノのことを言っているのである。
韓国では通常名前を知らない相手を敬称で呼ぶとき、適当な呼称がなければ職業に関係なく
先生様(ソンセンニム)と表現することがある。
※明らかに学生の場合は学生(ハクセン)と呼ぶ。
過去記事参照↓
➔ 呼称・指称12 ~教師じゃないのに선생님(先生様)?~
そう、#とんこ#は初めて
「ソンセンニム」と呼ばれた。
それよりも、
配偶者のことを
アジョッシ(おじさん)と呼んだことに
びっくり!
アジョッシ(おじさん)?
別に
中年扱いされたことにひっかかっているわけではない。
ここは
お店ではなく
役所。
そういう意味では、#とんこ#は
お客さんではないが、それにしても
来訪者の
配偶者のことを
「おじさん」とは、言葉の示す対象が曖昧で、適切な表現じゃないような気がするのだが…。
「ご主人様(남편분/ナムピョンブン)」
「配偶者様(배우자/ベウジャ)」
という言葉があるのにさ。
ナマケモノの年齢からして確実に
「おじさん」で間違いはないし、「おじさん」とは
世帯主である
夫のことを指していることも当然推測はつくが、それでもその場に
ナマケモノがいない状況で言う?
「おいおい、おじさんって…。中年男はあちこちおるのに誰のことゆうとんねん」
と心の中でつっこんだ。
(´-ω-`;)ゞ
ちなみに、帰宅後、
ナマケモノにその話をすると「어이가 없다(オイガ オ
プタ)/呆れた」と言っていた。そういった状況で「おじさん」というのはふさわしい表現ではないとのこと。
呼称・指称シリーズ↓
➔ 1. 誰々のママという呼び方
➔ 2. 韓国人泣かせの文化
➔ 3. 妻が夫を呼ぶとき
➔ 4. アッパ(パパ)とオンマ(ママ)
➔ 5. 「キムさん」と呼ぶとダメな理由
➔ 6. 恋人同士の呼び方
➔ 7. チャギヤを友達同士でも使用?
➔ 8. ビジネス、役職名
➔ 9. 職場内での呼称
➔ 10. 平社員の呼称の種類
➔ 11. 取引相手の呼称
➔ 12. 教師じゃないのにソンセンニム
➔ 13. 呼称によるトラブル
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