韓国のプールで見つけた張り紙

掲載 : 2014.05.28

プールシリーズ3
連載記事↓
➔ 1. 韓国は水泳前にシャンプー？
➔ 2. 韓国のプールは塩水なのか？

と、その前に、前回の記事が誤解を与える書き方だったのでここで訂正する！(当該記事は訂正済)

人工海水プールに使っている水は、正確に言えば塩水ではなく塩水を電気分解した電解水である。

食塩水を電気分解した式といえばこれを想像する。

2NaCl + 2H2O → H2 + Cl2 + 2NaOH
塩　＋　水　→　水素＋塩素＋水酸化ナトリウム

じゃあ、塩味がするのは何でだろう？

水酸化ナトリウムがしょっぱいのか、塩水と電解水が混合したものがプールに入っているのか、まあそんなところだろう、#とんこ#はそこまでは分からん。(´-ω-｀;)ゞﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

更衣室の張り紙
更衣室でこんな張り紙を見つけた。正確な文章まで覚えていないが内容はおおよそ次のとおり。

「講師に寸志(すんし)を渡さないで下さい。講師たちは寸志を受け取ることを禁止されています。受け取った講師は辞めるしかありません。貴重な講師を失わないようにしましょう。」

・・・・・・・・。

講師とは水泳のインストラクターのことである。#とんこ#とナマケモノ(韓国人の夫)は講習は受けず自由に泳いでいるが、アクアビクスや水泳を学びたい人は講習代を払ってプログラムに参加できる。日本で言うスポーツジムのインストラクターのようなものだ。

その受講者がインストラクターに寸志(촌지/チョンジ)を渡すということである。受講者と言っても#とんこ#の通う時間帯はほとんどが50才以上の男女。中には70才以上と思われるおばあちゃん、おじいちゃんもいらっしゃる。

彼女たちの一部にそういうことをする人がいるのだろう。

韓国の寸志の意味は日本と同じで「心ばかりの贈り物」だが、ナマケモノによると、昔、親が子どもの進学や成績のために学校の教師に寸志というなの賄賂(わいろ)を渡す人が多かったのでいつしか寸志が賄賂(わいろ)的意味でも使われることが多くなったそうだ。（学校関係に限らず他にも多々行われた）

ただのプライベートで通う水泳、寸志渡して自分に気を使ってもらって何になるんだろう・・・。

これはあくまで#とんこ#の推測に過ぎないが、今の50、60代の人々は寸志という名の賄賂がかなり横行していた時代の世代なので、そういう行為に慣れているんじゃないかと思う。インストラクターの気を引きたいのか、自分だけ特別に熱心に指導してもらいたいのか、はて？

週末や平日夜には若い世代も多いと推測できるが、たぶん若者はこんな意味のない寸志は渡さないんじゃないかな～。

そう思っていたら、ある日、同じ時間帯(11時～13時)に高校生くらいの男女数名が2コース独占してレッスンを受けていた。学校の時間帯に何で？　水泳選手っぽいけど・・・。

ナマケモノに聞くと、韓国には学校にプールがないから体育系のコースの生徒は市営のプールなどを借りて練習するとのことだった。彼らは大学も体育系に進むので他の教科はさほど重要ではないらしい。つまり、一般の生徒とはカリキュラムが異なるのである。

指導者は体育教師なんだろうか？？

シャワー室の張り紙

シャワー室で見つけた張り紙は↓
「ここで洗濯や垢(あか)すりをしないで下さい」